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吊り型枠

吊り型枠とは

PHC杭、SC杭、鋼管杭において、杭頭内部をコンクリートにて補強する場合に、内部に、コンクリートの受けを設置いたします。

多くは、杭上部からつり下げる形をとりますが、鋼管大径杭ではコンクリート自重を確実に支えるため、
杭内部で溶接し最終的に吊り手部分を切除し設置する場合もあります。

コンクリートパイルまたは多くの鋼管杭では、吊り型枠が採用される場合、補強筋としてパイルバスケットも同時に入る事が多いため、吊り型枠併用型のTPボトムパイルバスケット(特許取得)に変更する形での採用をお勧めしています。

TPボトムパイルバスケットとは?

①主筋が自由可動する。(配筋時のストレスがまったくありません。)
②通常のパイルバスケットと違い、形成時に主筋に対して溶接をまったく行ないませんので、母材の断面欠損や強度の不足等を防止し、筋の健全性が確実に保てます。
③中詰コンクリート量にもよりますが、基本的には人力で設置できるくらい軽量です。(設置のための重機が不要となります)
④パイルバスケットは杭径が大きいと、現場組での作成が非常に困難です。
また、主筋を設置した大経杭用パイルバスケットの重量は、1,000kgを超える事も多々ありますが、φ1400用でも底板の仕様にもよりますが、
60kg程度の重量です。(大経の鋼管杭φ1600まで施工実績あり)よって、すべて人力での施工が可能です。足場が悪い現場でも、最小限の重機の使用ですみます。
⑤主筋に対して一切溶接を行わないため、SD685等の高強度鉄筋を使用しての施工が可能です。
高強度鉄筋を使用しての施工の場合、基礎及び中詰めコンクリート強度も同時に上げることにより、最終的に外周補強筋の溶接が不要となる可能性があり、大きく工期及び施工日を低減させる効果が出ます。またその場合根切り量が溶接長分低減されますので、根切り残土量の大幅削減が可能です。

一般的な根切り後の施工の手順

01

杭位置の測量計測

02

墨出し

03

配筋図の作成

04

配筋図に沿ったパイルバスケット作成図作成

05

パイルバスケット作成
指示及び作成

06

吊り型枠搬入

07

吊り型枠組み立て

08

吊り型枠挿入設置

09

パイルバスケット挿入

となりますが、吊り型枠の吊り鉄筋分の内側にパイルバスケットが入るため、パイルバスケットの径を小さく変更して施工する事が多いように見受けられます。
パイルバスケットを小さく作成する事によって、主筋の設置位置が設計した位置より内側に入る事になりますので、応力的に不利側での施工となってしまう事例が増えているようです。

ボトムパイルバスケットを採用することにより、設計通りの位置に主筋が配置されると共に、上記手順の④、⑥、⑦、⑧が要らなくなります。
上記の理由から、弊社では吊り型枠と一体型のTPボトムパイルバスケットをお勧めいたします。

吊り型枠 組立て終了

吊り型枠 組立て終了

吊り型枠 挿入開始

吊り型枠 挿入開始

吊り型枠 挿入終了

吊り型枠 挿入終了

小径杭用吊り型枠 内径Φ90~Φ350程度まで

中詰めコンクリート重量によっては、中径用となります。
杭施工後の杭頭の高止まりによる、コンクリート注入量を現場にて簡単に調整可能です。

大径杭及び中径杭用 吊り型枠 内径Φ400以上に使用

径が大きくなるごとに、吊り鉄筋の仕様と下部コンクリート止めの仕様が変わります。
杭施工後の杭頭の高止まりによる、コンクリート注入量を現場にて簡単に調整可能です。

TPボトムパイルバスケット(吊り型枠一体型パイルバスケット)

径が大きくなるごとに、吊り鉄筋の仕様と下部コンクリート止めの仕様が変わります。
杭施工後の杭頭の高止まりによる、コンクリート注入量を現場にて簡単に調整可能です。

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